AGoT-LCG
では、改めて。
『A Game of Thrones: The Card Game』とは、『A Song of Ice and Fire』という小説シリーズ の世界を舞台にしたカード・ゲームです。
元々は1対1の対戦型ゲームでしたが、現在はマルチ・プレイヤーがメイン(?)になっています。
FFG主催の大会では、両方の部門が有り、総合チャンピオンもいるようです。
ちなみに、
1対1 = Tourney Joust
マルチプレイヤー = Melee
と呼ばれます。
各プレイヤーは、"家"を1つ選び、キャラクター等*1を使って、権力(Power)トークンを集めます。
最初にトークンを15個集めたプレイヤーが勝者となります。
VtESとの比較
- フレーバー
VtES が各プレイヤーがMethuselah と言う、強力ではあるが一個人、を担当する*2のに対して、
AGoT は、House と言う抽象的なものを担当します。
どちらのゲームも、Unique というものがあります。
VtES に置いては、Unique はその世界(卓)に(同時には)1つしか存在しません。
AGoT では、各プレイヤーのデッキやプレイ・エリア毎の制限で、対戦相手には影響しません。(ほとんどのカード・ゲームではそうですね。)
どちらかが偽物である、とか、こっちについたりあっちについたりしている、と言い張ることもできますが。
私は、世界観を表現すると言う点では、VtESの方が少し上だと思います。
- システム
VtES のPredator→Prey のシステムは独特で面白いと思いますが、座った時点で既に勝ち目がほとんどない、と言う事があると思います。*3 それもあのゲームの味だと思うので、文句ではありません。
AGoT の場合、基本的には誰に対しても"攻撃"できる(実際は、Title(s) と言うシステムがあり制限がありますが、毎ターン変わります。)ので、優位な1人に対し他の全員で対抗するということができ、一般的なマルチプレイヤー・ゲームに近いと思います。
また、VtES が一人づつ脱落していく形なのに対して、
AGoT は最初にポイントを規定数獲得したプレイヤーが勝利します。
- カード・プールとデッキ
先ずは勿論、CCG と LCG という違いがあります。
(メインの)デッキは、VtES が60〜90枚で、AGoT は60枚以上。
カード枚数制限はVtES は無し。AGoT は同名カードは原則各3枚まで。
どちらも、(公式トーナメントでも)ブロックはありません。
私は、AGoT の方が、ゲーム的には敷居が低いと思います。