VtESのcontest(競合)について

前回もこのルールで痛い目にあった訳ですが、私はこのルールが好きです。

今更説明も必要もないと思いますが、VtESではUniqueと言う属性がかなり大きな意味も持ちます。

大雑把に言えば、1ゲームのテーブル上に、Uniqueな存在は同時に1つしか存在できません。
2つ目が出て来ると、2枚とも一時的に「ゲーム外」に出されます(実際には裏返しにして表します)。これをcontested(競合状態)と呼びます。そして2人のMethuselah(プレイヤー)は各ターン、コストを支払うか競合を諦めて降りるかを選びます。

他のCCGでも比較的限定的には同様のルールはあったりするようですが、ここまで徹底しているのは少数派です(確かShadowfistは同類だったような)...だと思います。
大抵のCCGでは、自分のデッキに入れる(プレイする)カードに制限はあっても、他人のデッキ/カードにこういう形で影響を及ぼすルールは避けられていると思います。

ゲーム性(競技性)と言う面では難点もあるかも知れませんが、ストーリー性(世界観)を補強するという意味では優れています。

同様のルールはVtESに幾つかあります。

Unique Titleと言うルールもあって、こちらはMinion(s)がコストを支払います。これは例えば、ある都市の支配者(Prince/公子)の地位を2人のVampire(s)が争っている状況を表します。

また、Scarce Clanと言うのは、テーブル上に同じClanのVampire(s)が複数出てくると、2枚目以降はペナルティーのコストを支払わなければなりません。これは例えば、Salubri氏族は(原作Vampire: the Masqueradeの設定では)人数が少ないので、そう何人も登場できないようになっているのです。