Nephilimの魔術ルール

現状遊ぶ予定はないですが、Nephilimの解説を続けたいと思います。
ルール全体としては、Basic Roleplayingを少し簡略化しただけで特に説明することもあまりないのですが、ゲームの肝である魔術ルールだけはちょっと特徴があります。

  • Characteristic(s)

その前に先ずはCharacteristic(s)(基本能力値?)の説明が必要でしょう。Strength、Constitution、Intelligence、Dexterity、Charisma、とここまでは大体BRPでお馴染みですよね?(Sizeはありませんが。またAppearanceでは無くCharismaです。)
それで、一番重要な筈のPowerが無く、代わりにKaがあります。
人間(等)はSolar-Kaと言う能力値を1つ持っています。これは基本的にPowerと同じだと思って貰って問題ないです。
ちなみに、ここまでの6つの能力値をNephilim本体は持ちません。
Nephilim本体が持っている唯一の能力値(群)はKaです。これは細分化され、5つの数値で表されます。
それで、Kaの説明なんですが、(本当は最初から画像を提示して説明すれば簡単なのですが)図を描いて下さい。先ずは五芒星形(☆マークでも結構。)を描いて下さい。そして星の上にFire-Ka、それからそれぞれの角の先に、時計回りで、Air-Ka、Water-Ka、Moon-Ka、Earth-Kaと書いて下さい。これで、例えばFire-Kaに対立するのはWater-KaとMoon-Ka、と言うような関係を表す図ができましたね。
Nephilimはこれらの5元素(?)の力を全て持っているのですが、本質的にはどれか1つの元素(?)の精霊です。
でKaの数値を決める際は、そのメインのKaの数値を先ず決め(BRPには珍しく、ランダムではありません。先ずは22で始め、「転生」などで消費して行きます。)、他はその何割、と言う風に算出されます。(具体的には、Dominant Ka=100%、Neutral Ka=80%と60%、Opposed Ka=40%と20%。)

  • 「魔法」

Technique(s)(魔法技能。)や個々の「呪文」も古臭くて楽しいのですが、私が取り上げたいのは、Enthronement(s)と言うルールです。
これは、各Magic Fieldは天体から来ているものなので、「日」によって強まったり弱まったりする、と言うものです。
それぞれの曜日は天体/Magic Fieldに対応していて、また十二星宮も同様です。
それで、例えば、月曜日はそのままMoonの日なので、Moonにボーナス、FireとAirにはペナルティー、が付きます。
そして、星座占い的な「月」とその曜日の天体が「合って」いる日をGrand Enthronmentと言い、ボーナス/ペナルティーの「値」は大きくなる傾向があります(具体的には1d10で決定。)。同様に「対立」している日は、Opposed Enthronement(1d4)、どちらでもない日はNeutral Enthronement(1d6)、となります。
例として、牡羊座はMars=Fireの「月」なので、3/21〜4/20(通常の星占いの期間とずれている理由はわかりません。)の期間の、日曜日であれば、MoonのOpposed Enthronementとなり、Moonに+1d4、FireとAirに-1d4の修正が付きます。
これらの修正はそれぞれのKaに付きます。
ちなみに、土曜日/山羊座=Saturn/Orichalka、日曜日/獅子座=Sun/Sunと対応しているのですが、その辺は割愛させて貰います。