Pendragon 4thの「魔法」ルール

昨日の続き。
KAPの魔法ルールは自由度が高い反面、やや煩雑です。そして魔法が「使いに難く」なっています。。その辺り、「勿体を付けてなかなか魔法を使わない魔法使い」をよく表現していると見るか、面倒と感じるか、で評価が変わってくるでしょう。

  • Magician Character Generation

ルール的にはMagicianと呼びますが、実際はChristian Priest等も含みます。
PC作成方法は3版/4版のAdvanced Character Generationをベースにしていることに注意。
通常のKnight(等)の作成方法と違って、最初は選択から始まります。
まず、所属したいMagic Traditionを選び、それに合った出身地/Culture/Religionを選びます(通常の作成方法の場合、出身地をランダムに決定し、それによりCulture/Religionは指定されます。)。
Father's Classはやはりランダムに決定されますが、表は騎士とは別でPeasant、Magician、Nobleのどれかになります。
農民Peasantはそのままです。
魔術師Magicianは、最初に選んだMagic Traditionになります。父ではなく母としても良いそうです。
貴族Nobleは、通常の表で振って実際の階級を決定します。
騎士に無いもので、Childhood Talent/Initiated Talent、Divine Patronage、と言うものがありますが、ランダムに決まります。

  • Knight Characterとの違い
    • Insight: 栄誉Gloryの代わりです。
    • 技能Skill: Celestial Lore、Geomantic Lore、Sight、と言う追加があります。
    • Talent: 魔術技能と言う分類です(戦闘技能Combat Skillの様なもの)。Animal FriendからWeather Controllまで、19のTalentがあります。
    • Magic Limit: 5つの宗教特性Religoius Trait(s)を足した数値になります。全て16以上の場合、その2倍になります。
    • Personal Life Force: 宗教特性を合計し、20で割ります。その分のd20で表されます。
    • Magic Protection: 宗教特性の合計。
  • Magicの使用

見直してみたら、さほどRQのSorceryにもArs Magicaにも似ていませんでした。

    • 時間: 魔術を使用する際、基本1d3時間かかります。急ぐ場合、1d6分で使用できますが、技能Talentロールに-5のペナルティーが付きます。
    • Talent: 魔術を使用する際、ロールは2回必要で(Talentsを複数使用する場合はその分増えます。又、上の投射時間決定のダイスとかは別で。)、まずはTalentでロールします。ちなみに、魔術操作技能や個別の呪文知識と言うものはありません。
    • Life Force: 2つ目のロールです。魔術の効果が大きければ、その分多くのLife Forceが必要です。BRPのMagic Pointと違い、(ポイントではなくロールで)消費しません。Magic Limitが使用できる上限となります。
    • Cost: 代償は基本的に時間で(週単位!)、前もってその分準備Preparationをするか、使用した後で(1週間の猶予以内に)「眠り」Magical Slumberに落ちるか、して支払います(場合によっては前と後に分割して払います。)。もし支払わない場合、足りない分は「加齢効果」で支払わされます。もう一つの選択肢として、前もって儀式をした際にTalismanにその効果を込めて置く方法があります。